文章を読むことに慣れていない生徒が多くなっているように思います。
昔と違い、本を読むことよりも楽しいことが増え、
本に触れる機会が少なくなっているのかもしれません。
中学校や小学校で少しだけ無理やり読ませる時間がありますが、
そのときだけでなく、やはりじっくりと読む機会を作った方がいいと思います。
本を読むことも技術なので
読めば読むほど、読み方はうまくなり、本のおもしろさがわかってくると思います。
ある一定期間読み続けて、その技術を持たなければ、
「本なんてつまらない」で終わってしまうことも多いと思います。
おもしろい小説ならば、想像力も鍛えられます。
いま、映画の技術はかなり向上し、3Dの映画などもありますが、
おもしろい物語を読んだときに頭で展開される物語は、それ以上に迫力のあるものです。
アイマックスシアター、ドルビーサラウンドを遥かに超える世界です。
小説に読みなれると、
国語の問題などは、ほとんど一場面しか描かれていないので、
あっという間に読めますし、内容も簡単に理解できるようになります。
そのほか、
社会や理科、数学の文章問題の理解力もついてきます。
以前、読んだ本の中にあったデータで、
読書習慣のある子は比較的学力が高いと示されていましたが、
多くの生徒を指導してきて、わたしもそう実感します。
自分の気に入った本からでいいので、
生徒にはたくさん本を読んでもらいたいと思っています。